アーカイブ | 2016年10月17日

新居浜太鼓祭り始まりました

愛媛県新居浜市の最大イベント、新居浜太鼓祭りが始まりました。

県外から来た私には、ちょっとびっくりする盛り上がりです。新居浜では、お正月にも里帰りしない子供世代が、お祭りには里帰りするとか、お祭りには新しい服を買ってもらえるとか、何より学校もお店も個人の病院もゴミの収集さえ休みになるという、すごいお祭りです。

一部地域では15日、16日、17日の3日間ですが、大半の地域では16日、17日、18日の3日間行われるお祭りです。

娘がイオン新居浜で行われる夜太鼓を見に行きたいと言うので、家族で行ってきました。

新居浜夜太鼓

太鼓台の装飾はきらびやかです。

太鼓台装飾

太鼓台は各部それぞれ意味があって、宇宙を表す天幕、雲を表すくくり、雨を表す房、などで、中にある太鼓をたたきながらたくさんの男性にかつがれて市内を練り歩く、大型のお神輿みたいなものです。

この太鼓台を「かつぐ」ことを「かく」と言い、「かつぎ手」を「かき夫」と言います。そして、かつぐさまを競い合うことを「かきくらべ」と言います。最初はそれを知らなかったので、かきくらべって何?という状態でした。ちなみに、机を運ぶことも「かく」と言うそうです。愛媛に来たばかりの頃、夫は職場で「机をかくよ。」と言われ、「??」となり、かゆいところをかくポリポリという動作を机にして、あきれた顔をされたらしいです(笑)方言って難しい(^^;)

夜太鼓の会場の雰囲気や混雑状況、見物人の盛り上がりを見ると、太鼓祭りが地元の人達にとても愛されているのがわかります。

スポンサーリンク

でも残念ながら、毎年逮捕者を出すお祭りでもあります。危険であることから禁止されている太鼓台同士の鉢合わせや喧嘩を、警察の制止を振り切ってでもやってしまう太鼓台が毎年あるからです。周りの見物人にも、喧嘩を煽って楽しむ人達がかなりいます。こんなに地元に愛されて、自慢されているお祭りなのに、全国ではほとんど知られていない理由は、そういった警察沙汰になるようなお祭りは、全国区のテレビ番組には取り上げてもらえないからだと、一部では指摘されているようです。実際私は千葉にいる頃、太鼓祭りを全く聞いたこともなかったし、もっと言えば新居浜を知りませんでした。

そして、太鼓台が通った道沿いには、ビールやジュースの空き缶や食べ物のゴミで散らかります。おそらく新居浜市民の方々にとっては、お祭りなんだし仕方ない、といったような感覚で、文句も言わずに掃除されているのでしょう。でも、ゴミはゴミ箱へ、自分が出したゴミは持ち帰る、といった当たり前のマナー、ルールを守れてこそ、みんなが気持ちよく楽しめるお祭りになるのだと思います。そして、市外、県外から来た人達にも愛されるお祭りになります。

もちろん、お祭りの始まるずっと前から一生懸命かきくらべの練習を重ねてきた方々、安全な運行ができるように万全の準備をしてきた方々、かき夫達のために早朝からおにぎりなど心をこめて準備された地域のお母さん達、市の職員や警察の方々もきっと一生懸命対策を練られているのでしょう。

皆さん無事故で楽しいお祭りになりますように。